手紙を読み終えると、
風が ふわり と吹いた。
木のそばの空気がゆらぎ、
まるで絵のようだった幹に、
扉の輪郭が浮かびあがってくる。
星の取っ手。
木の皮にとけこむような模様の扉。
そっと手をのばすと、
取っ手がひとりでに光った。
——キィ…
扉がひらいたその先には、
星と風がきらめく夜の森が、
そっと、
小さな音を立てて、
ひかりながら待っていた。
手紙を読み終えると、
風が ふわり と吹いた。
木のそばの空気がゆらぎ、
まるで絵のようだった幹に、
扉の輪郭が浮かびあがってくる。
星の取っ手。
木の皮にとけこむような模様の扉。
そっと手をのばすと、
取っ手がひとりでに光った。
——キィ…
扉がひらいたその先には、
星と風がきらめく夜の森が、
そっと、
小さな音を立てて、
ひかりながら待っていた。