第一章 『 ザッカニアへ 』
ページ5:『 もうひとりの自分 』

ほしのかがやきが からだのまわりを ゆっくり まいて、

じぶんのなかの なにかが、ぽっと ともる。

 

そのあかりに ひきよせられるように

ほしのしずくを てに とってみた。

すると、

 

ほしのしずくは かがやきを まして、

 

やがて とんがりぼうしに かわった。

 

それが あたりまえのように、

きがつくと、 そのぼうしを そっと あたまに のせていた。

 

すると、

こころのなかから、だれかの こえが きこえたように かんじた。

 

こびとのすがたに なった あなたは、

これから、なにか たいせつなものに であう きが していた。