第一章 『 ザッカニアへ 』
ページ4:『 ザッカニアの森へ 』

とびらこうへ いっみだすと、

ほしかりの しずくが あしもとに ひろがっていた。

 

木々きぎの あいだから ふんわりと かぜが ふいて、

どこかで、ちいさな すずっている。

 

「ここは……どこ?」

 

ふと ると、

おぼえのない ランタン が にぎられていた。

 

空気くうきも、においも、ぜんぶ ちがう——

けれど、どこかで ずっと っていた がする。

 

「ようこそ、

 

そして、

 

おかえり。」

 

ささやくような こえが、かぜに まぎれて こえた。